CIDPの入院生活で便利だったものをご紹介します

CIDP

この記事を書いている私(ひみこ)、2020年3月に指定難病の「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)」を発症し、現在服薬による治療中です。

2020年9月の半ばに退院したのに、1週間にCIDPの症状が再燃し9月末に再入院しました。

2週間ほどで退院できるんだろうと思っていたら、そこからトラブルや治療方針の転換などで2ヶ月入院になりました。

その入院が2020年3月以降、4回目の入院。

入院生活には慣れたくないけどさすがに慣れてしまい「こんなものを持っていくと入院生活が快適♪」と感じる物も増えてきました。そんなわけで今回は私が合計120日程度の入院生活で見つけ出した「入院快適・便利グッズ」を紹介します。

ベット周り

まずはベッド周辺の便利グッズをご紹介。トイレ以外ベット上安静の支持で1日中ゴロゴロするしかない日が数日続いたのと、自力を起き上がれない位筋力が落ちたので、そういった期間をベッド上で快適に過ごすのに役立ったグッズです。

ベッドサイドの吊り下げ収納

これはベッド上で過ごさざるを得ないときにかなり役に立ちました。

ベット上で過ごすのに、テレビのリモコンや本、ティッシュ、ウェットティッシュ、ハサミ、ボトルオープナー・・・必要な小物を全てこの中に放り込んでました。

これがないと、自分がベッドでゴロゴロするスペースや狭くなったり、枕の周りがカオスになるんですよね。(苦笑)

起き上がって過ごせるようになっても、乱雑にベッド上が散らかっているときに看護師さんや回診がきても、ささっとこの中に放り込んだら片付くので便利でした。

拭き取りフェイスパック

これは、ベッド上安静、または起き上がれないときに活躍したグッズ。その名も「サボリーノ」。シートマスクと拭き取り化粧水が一緒になった物です。

ベッド上から動けないときは、お願いすれば温かいタオルを持ってきてもらうこともできますが、そのタオルはガサガサで顔が痛くなりそうだったのでこれを使っていました。

香りもスッキリした感じで、これだけで肌もしっとりツヤツヤになって、寝たきりの入院患者のはずなのに肌だけはツヤツヤでした。(笑)

本来はシートパックとして使ったあとで軽く顔を拭くという使い方をする商品のようですが、私は最初に1枚使って拭き取ってからシートマスクとしてもう1枚使ってました。

ティッシュのように重なって入っているものを素手でつまんで出すタイプのものなので、早めに使い切った方がいいなー(雑菌などの心配)と思って、そういう使い方をしてました。

ひみこ
ひみこ

気になる方は、小分けになってるシートマスクを準備するか、シートマスクを取り出すときにディスポ手袋などするといいかも知れませんね・・・。

ドライシャンプーは拭き取りタイプで

これも身動き取れないとき、シャワーも禁止で清拭と2日に1回の看護師さんにシャンプーしてもらえる時期に活躍したグッズ。

「シャンプー」とは言いますが、やはり流水で洗うのに比べると「気持ちよさ」は全く別物ですが・・・。(苦笑)髪を掻き分けながら地肌を拭くと地肌は確かにスッキリしますが、やはり髪は期待したほどサラサラにはなりません・・・

でも、何もしないよりはマシ!体がしんどいからこそ、少しでも快適に過ごしたい・・・と上がらない腕で一生懸命あげて頭拭いてました。(笑)

ちなみに髪がサラサラになることを期待してスプレータイプのドライシャンプーも購入してみました。

スプレータイプを家族に届けてもらってときは、かなり筋力が落ちているときで、握力が5キロくらいの時期。スプレーしようとしましたが、握力が足りなくてスプレーボタンを指で押し下げることができず、使い物になりませんでした。(泣)

そんなわけでそのまま、このスプレーはベッドサイドの棚の奥で約2ヶ月眠っていました。

ひみこ
ひみこ

入院で使うことお考えの方は、筋力の低下がない症状の方にはおすすめです。(退院後使ってみましたが、スッキリする香りで使用感はよかったです。)

携帯ウォシュレット

これは最初の入院の時からあればいいなーと思いつつ、4回目の入院でやっと購入したもの。

CIDPで症状が酷い時って、トイレでお尻拭くのって苦行じゃないですか?(笑)指はこわばってうまく動かないし、体を曲げたり、屈めたりする姿勢がとにかく辛い!そしてうまく拭けない!

病室のトイレにはもちろんウォシュレット装備されているのですが・・・どこまでキチンと掃除しているのかも謎だし、同室のおばあちゃんとかが盛大に使ってる音が聞こえてくると、どうも使う気になれなくて・・・。(苦笑)

3回目の入院までは、苦行に耐えてなんとか拭いて凌いでいましたが、4回目の入院が長引くと分かった瞬間にアマゾンでポチりました。

電池式でタンクに水を入れて使います。水勢もしっかりあるし、タンクの水量も1回分としては十分ではないかと思います。

ひとつ難点は、タンクに水を入れたり、洗ったりする場所。使っても本体がそんなに汚れることもないのですが、他人が周りに多い入院生活で洗面のシンクでこれ洗ってるの見たら、ちょっと嫌かなー・・・とか、色々気をつかいました。

私は、トイレの中にある手洗いで給水して使って、使用後はそこで軽く流していました。

ひみこ
ひみこ

使用後はタンク内が濡れてる状態なので、ビニール袋などをあらかじめ用意しておくことをおすすめします。

スマホ落下防止グッズ

これは筋力低下しているときにとても重宝したグッズ。

筋力が落ちてゴロゴロするしかない時、やることと言えば「テレビを見る」か「スマホを見る」ぐらいだったりします。テレビは眺めてるだけなので良いのですが・・・

スマホは筋力が低下している時は、うまく握り込むことができず、寝転んでいる姿勢によっては、スマホが顔に落下してクリーンヒット・・・という悲劇が起きるわけです。

そこで導入したのがこれ。スマホを握るのではなくベルト状のホルダーに手のひらを差し込んでスマホを持つツールです。バンカーリングでも良いかもしれませんが、指一本とリングでスマホを支えるにも危険を感じたので、面で支えるタイプのものにしました。

ちなみに。退院後手帳型のスマホケースに変えたのですが、カード入れがついているタイプのものだと、蓋になる側に大きなポケット状になってるので、そこ指を差し込めば落下せずにスマホを支えることができました。

お持ちのスマホケースの形状によっては新たに購入しなくてもなんとかかる場合もありそうですよ!

コロコロ(粘着クリーナー)

病院のシーツ、清潔で真っ白ですよね。そうなると、抜けた髪の毛が落ちてるのがすごく目立つんですよね。そういう時に役立つのがこれ。

特にトイレ以外ベッド上安静の時期、ベッドの上にいる時間が長いと気になるんですよね・・・自分の抜け毛が・・・。(苦笑)

毎日洗髪できないと抜けた髪が枕やその周辺にいつもより多めに落ちるので、それをいちいち指でつまんで取るの・・・結構面倒なんですよね。そういう時に、コロコロあると便利でした。髪が長い方が入院するときはあると便利だと思います。

ひみこ
ひみこ

私が入院した病院の売店には、コロコロ売ってたので需要があるのだと思います。

風呂敷

次は風呂敷です。

これは入院だから必要、というよりはあれこれ荷物を整理するときにあると便利でした。

まずは荷造りをするときに、アイテムの種類ごとに風呂敷に包んスーツケースに納めます。これは実際の写真を撮っていたので、私の私物の写真でご紹介します。

こんな感じに荷造りします。

入院するときは、その風呂敷に包んだままベットサイドの棚に納めます。

反対側の扉が少し空いてるのは気にしないで・・・(笑)

写真の通り、私が入院した病院のベッドサイドの棚の服を収納する棚は、服を収納する場所が非常に狭く、ほぼ何も入らない仕様です。(笑)

結局持ってきたカバンから荷物を出し入れする人が多いのではないかと思いますが・・・。

2ヶ月の入院で、スーツケースを持って行っていたので、毎日スーツケースのチャックを開けて荷物を出し入れするのが面倒で、4回目の今回の入院からこのようになりました。

写真では風呂敷包みをそれぞれ結んでいますが、綿の風呂敷であれば布同士がくっつくので重ねておくだけでも広がって困ることはありませんでした。

また、入院生活は常に他人が周りにいる状態で、カーテンをしめてても開けてくる人もいるし、看護師さんや先生が急にくることもあります。そんなときに下着などあまり見られたくないものを出し入れしているときも、さっと隠すことができて便利でした。

手ぬぐい

続いては手ぬぐい。これは入院中にも下記のように呟いていました。

当初はフェイスタオルとバスタオルを持参し、病棟の洗濯機で自分で洗濯していたのですが・・・。バスタオルが洗濯にあると、当然ながら乾燥に時間がかかるんですよね。

病棟の乾燥機は30分単位で利用できるのですが、台数が少なく・・・使いたい人が多いときに1時間回すのが非常に心苦しいんですよね。

そこで、最初は入浴後のタオルをフェイスタオル1枚で済ませてみて、それで事足りたので、さらに乾きやすさを求めて手ぬぐいを導入してみました。

手ぬぐいは乾燥機で回すとくしゃくしゃになってしまうので、水洗いが終わって他の洗濯ものを乾燥機に移すときに手ぬぐいだけ抜いて、病室のベッドサイドにハンガー等にかけて干していました。病室は乾燥しているので、1時間もすれば乾いてしまいます。

乾燥機に放り込むものが減って、乾燥機に払うお金も減り、荷物のカサもかなり減るのでオススメです。

ただし、私は髪が短めなので手ぬぐいで事足りましたが、髪が長い方は入浴後1枚では足りないと思います。手ぬぐいを複数枚使うとか、バスタオルはやめてフェイスタオルのみにするとかから始めてみてください。

キャンプ用枕

CIDPは体の筋力が落ちて、体の思わぬ筋肉や筋が痛い、ということがあるのですが。(私だけ?)症状がきついときは寝転んだ姿勢でも痛い状態でして・・・。

当初は自宅で使っている「マイ枕」を持参して使ったりしていました。(それでも痛いものは痛いのですが・・・。)

病院の小さい硬い枕よりは首から肩を支える面積が広いので多少マシになります。でも、大きなマイ枕を持参すると、シーツ交換してもらったりするときも邪魔になるし、荷物も嵩張りますよね。

そこで、今回の入院で試験的にキャンプに持っていく小さい枕を持って行ってみたのですが。これが意外といい仕事をしてくれました。

病院の枕で頭を支えて首・肩周りに痛いところがあればそれが楽になる位置にキャンプ用枕を敷く、という使い方をしました。

持参の大きな枕がベッドに鎮座しているのは、なぜかなんとなく恥ずかしさがありましたが、小さい枕にするとその恥ずかしさも軽減♪

ひみこ
ひみこ

小さめの枕ですが、さらに小さくたためるので、荷物も増えないのがさらによかったです。

睡眠三種の神器

次は、寝るときの必需品。体を休めるべき入院生活のはずなのに、いろんな理由で「寝られない」ってこと多いですよね・・・。(苦笑)

眠剤を飲んでも眠りが浅くて起きてしまう時に、下記の私的「睡眠三種の神器」があると比較的再入眠しやすかったです。

睡眠三種の神器ひとつ目は、耳栓。

大部屋の入院生活では、朝「寝られなかったわ・・・」と不満げな顔をしている人は一番大いびきをかいて寝ていた、という不可解な事象がしばしば起きますが。(笑)

自分の入眠が遅くなって周りの人が先にいびきをかき始めたり、中間覚醒して周りに人のいびきや冷蔵庫の唸りが耳に入ってきて寝られないという時、耳栓するとある程度は音が軽減するので、周りの音がそこまで気にならずに寝ることができました。

あと耳がウレタンで埋まる感じが妙に安心感あって、それもよかったです。

睡眠三種の神器二つ目はアイマスク。

大部屋の場合、消灯時間のあともカーテン越しにテレビを見ている人がいたり、夜間にトイレにいく人のために消灯しても入り口の照明をつけたままにする場合はあります。自分は寝たいのに、周りが明るいを寝づらい環境です。

私の場合は、病院の売店てたまたまアイマスクを発見して(やはり入院する人には一定のニーズがあるのでしょう・・・)使いはじめました。

使ってみると、夜中に目が覚めて目を開けても、目の前が真っ暗で光が目に入ってくることがないので覚醒することなく再入眠しやすかったです。

3つ目は、鼻呼吸するために口を留める「口テープ」です。

自分がどの程度いびきをかいているのか謎なのですが、周りの人はいびきをかいているのを聞いても、自分は出来るだけ「いびきで周りに人の迷惑をかけたくない」と思って、口テープを用意しました。

結局のところ、寝てしまうといびきに関してどの程度効果があるのは謎ですが・・・「いびき対策はした!」という安心感を持って寝ることができるのがよかったです。

さらにいうと、口をきっちり閉じて寝るので、朝、喉が乾燥するということがなく快適でした。

以上が、私的「睡眠三種の神器」でした。

でも、この3つを全て装備して「見ざる、言わざる、聞かざる」状態で寝てる姿は、さぞ異様だろうと思われます。(笑)

でもまぁ、寝ることは大切ですからね。入院中は自分が寝やすい環境を自分で作って行かねばなりません・・・。

白髪対策グッズ

入院が長期にわたる場合、髪のメンテナンスの必要があります。

体調がとにかくしんどい入院当初は髪のことなんか構っていられないので別にいいのですが。体調が安定してきて自分のなりふりの心配ができる頃、ちょうど白髪も気になり始めます。(私の場合は。)

シャワーのついでに家庭用のヘアカラーで染めることができればいいのですが、シャワーの時間が短いし、浴室を汚してしまう可能性もあるので、それはさすがに却下。

でも白髪は気になる・・ということで使ったのがこレ。

ヘアファンデーションです。分け目や生え際など、白髪が気になるところを塗って隠すというもの。この資生堂のやつは髪がバリバリに固まったりすることなく、結構自然な感じで白髪が隠せました。

私は入院前の白髪染めから伸びた分け目の白髪だけ隠せればよかったので、毎朝白髪を隠す作業は面倒でしたが、このヘアファンデーションで事足りました。

でも、正直なところ綺麗に隠すの大変だし、万が一(したくないけど)次に入院するときにはもっと楽に白髪のメンテナンスができないかんと思って、試験的に使っているのがこれ。

ヘアカラーシャンプーです。

このシャンプーは使い方に「○分置いてください」という指示がないので、洗ってすぐ流してOKのようです。退院後、美容院にも行かず、自宅で白髪染めもせず、1ヶ月ちょっと自宅で使っていますが分け目の白髪がそんなに気になりません。(白髪が若干明るく見える、白っぽく見えるところもあります)

普通のシャンプーと同じ使い方で何もしないよりは白髪を隠すことができるので、朝コソコソとヘアファンデーションを塗るよりは楽だと思います。

シャンプーの泡が茶色なので、髪をすすぐ水も茶色です。お風呂場が汚れるんじゃないかと心配される人もいるかと思いますが、洗髪後泡が飛ぶ壁や床を全体的にシャワーで流せば色がつくこともありません。

ひみこ
ひみこ

ちなみに素手でシャンプーすると、シャンプー後手を洗ってもなんとなく色がつくので、気になる人は洗髪用にゴム手袋や使い捨てのビニール手袋も用意しておくと良いですね。

ハサミ

持参せず、最初の入院で病院の売店で購入してから意外と重宝したのがこれでした。

ハサミです。

CIDPで入院すると握力が落ちていると思うので、小さいものよりは取っ手が大きく軽い力で切れるものを用意しておくといいですね。

入院中、食事のドレッシングやジャム、とろみ剤など、小さな袋に入ってて、切り口を手で切って開ける・・・という場面が結構あります。

しかし、指先が痺れ、握力も落ちていると、こういうちょっとしたことができないんですよね。

気が利く看護師さんは「開けておきましょうか?」とか声かけてくれたりもしますが、いつもそういう訳にはいかないですし。

ひみこ
ひみこ

入院中何度か、他の患者さんが「ハサミないかなー」って言ってるのを聞いたことがあります。食事のとき以外にも、意外とマイハサミを持参していると便利な場面がありそうですね。

ただ、持ち込み禁止の病棟があるかもしれないし、同室の人の様子によってはハサミの管理は抜かりなく、ということもあるかも知れません。ご注意を!

ボトルオープナー

握力が落ちるCIDPの患者さんはみなさん使われているかも知れませんね、これ。私も形状違いで何個か持っています。

シリコンなどでできているボトルオープナーです。

入院中、ペットボトルの飲み物を飲むとき、しっかり締まってしまったタンブラーや水筒のフタを開けるとき、病棟の洗濯機で洗濯をするとき柔軟剤のフタが開かないとき・・・など、結構活躍する場面が多いです。

ペットボトルの開栓ができるかできないかが握力の回復のなんとなくの目安だったりしますが、自力で開栓するまで握力や腕の筋力が戻るには結構時間がかかるので、退院後もお世話になる機会が多いアイテムです。

プラの小皿(薬管理用)

これは100均とかで購入しておくといいですね。

浅い形状のものではなく、少し深さがある形状の小皿がおすすめです。

私の場合ですが、徐々に飲む薬が増えて入院中から今現在も朝は10錠以上の薬を飲んでいます。(苦笑)

CIDPだと指先の感覚がおかしい場合が多いですよね。

錠剤の開封をするのが大変で手元が狂うと錠剤が思わぬところへ転がっていく・・・みたいな経験をした人が多いのではないでしょうか。それを防ぐのに、小皿の錠剤を出すようにしています。

また入院中は、食事中に食後の薬を看護師さんが持ってきてくれて、食後の飲んだかチェックするために薬の殻を置いといてください、というような場面があります。

こういうときも、小さい薬や薬の殻がどっか行ってしまわないよう「薬の指定席」として小皿があると便利でした。

ひみこ
ひみこ

食後、薬を飲んでから部屋を離れている間に、薬の殻を回収に看護師さんが来ても、小皿に殻をまとめておくと見つけてもらいやすかったようです。

スーツケース

入院するときの荷物って何に入れてますか?筋力落ちて歩くのもギリギリの人は杖がわりにもなるスーツケースがおすすめ。(苦笑)

スーツケースの中でも私が使ってみてよかったのは、ソフトキャリーでした。

ハードタイプのスーツケースは蓋と本体両方に荷物を入れる形状なので、荷物を出すときにいちいちベッドの上などにパカーンと両開きでスーツケースを広げなくてはなりません。

一方、ソフトキャリーは、蓋の部分はポケット程度で荷物は本体に仕舞う形状になっています。ベッドに上に盛大にスーツケースを広げなくても、病室にある椅子の上で蓋を開けて荷物の出し入れをすることができます。

筋力が落ちて、スーツケースを持ち上げるのもままならない時期は、椅子にソフトキャリーを乗せたままにして、即席のタンスのような、葛籠のような、そんな使い方もできます。

ひみこ
ひみこ

普段使う荷物をベッドサイドの棚に収めることができれば、スーツケースを立てて置き、取っ手を伸ばせば、ちょっとした洗濯も干せるので便利ですよ。

洗濯ピンチ

入院中、自分で洗濯をするなら、これがひとつあると便利です。

洗濯ピンチ。あの洗濯バサミが何個かついてるアレです。

基本乾燥機で乾燥機で乾かしますが、前述した手ぬぐいは乾燥機で乾燥させると無惨な姿(しわくちゃ)になってしまいます。

そんなわけで、洗濯機から乾燥機に移す時に、手ぬぐいやハンカチなど小さくでシワになりそうな物だけ抜いて、洗濯ピンチで部屋に干してました。

ひみこ
ひみこ

手ぬぐいやハンカチはすぐ乾くので、乾いたらすぐ片付けてしまえば、「病室にいつも洗濯物ぶら下がってて生活感パない」って状況も少なめでいけます。(笑)

ファブリックリフレッシャー(マスクにも使える物がおすすめ)

コロナ禍の入院では病室の自分のベッド以外はマスク着用、という病院がほとんどだと思います。ちょっと病棟の廊下に出るのもマスクをつけて・・・となると、入院中マスクの着脱の機会が多くなります。そんなときにこれあるとよかったです。

不織布のマスクをその都度使い捨てで使うのもありですが、着脱の機会が多い入院中は1日で結構な枚数を使うことになりそう・・・そんなわけで、マスクの消臭や除菌ができるスプレーです。

マスクの外側の面にスプレーして乾いてからマスクを着用する、という使い方をします。

香りつきで、鼻の近くに香りがするものがずっとある状態が苦手な人は上記のスプレーはおすすめできませんが・・・私はマスクをするたびにいい香りがするので、気持ちよくマスクを使うことができました。

以上が、「ひみこ的無くてもまぁなんとかなるけど、あれば便利な入院アイテム」でした。

以下は、退屈すぎる入院生活をちょっと楽しくするプラスアルファのアイテムをご紹介します。

退屈すぎる入院生活の「暇つぶしアイテム」編

ベッドで横になってるしかない、点滴が6時間、服薬治療だけで土日はリハビリもない・・・みたいな「退屈地獄」の入院生活。

最初は備え付けのテレビを見れば気も紛れますが、来る日も来る日も似たような番組を見続けると、いい加減飽きてきます。

そうなったとき、自分で自分を楽しませるアイテムを投入しましょう!入院生活は楽しんだもん勝ち!

電子機器を紹介していますが、病室での利用は禁止、という病院もあるかもしれません。事前に病院ごとの決まりを確認してルールを守って利用してくださいねー!

USBコンセント(延長コード)

まずはこれ。

まずはUSB延長コード。

病室で使えるコンセントはベッドサイドの棚に付いてたりしますが、持ってきたスマホのケーブルが短いと充電しながらベッドでゴロゴロしながらスマホ操作はやりにくい・・・なんてこともあります。

そんなときに、延長コードがあれば便利。

ちなみに、コードの長さは1〜2mあれば十分かと。長すぎると邪魔になります。あと、選ぶときは「コンセントの差し込み口2こ、USD差し込み口2こ」のタイプを選ぶと何かと便利でした。

ひみこ
ひみこ

スマホにBluetoothイヤホン、タブレット、スマートウォッチなど充電するものを複数持参する場合は、同時に充電できるものが増えるので便利ですよ。

Bluetoothイヤホンは2本以上あると便利

他人様と常に一緒の入院生活では基本的にテレビや音楽を楽しむのはイヤホンです。病室に備え付けのテレビは大抵専用のイヤホンを病院の売店で売っていたりします。

自分で持ち込んだスマホで音楽や映像のコンテンツを楽しむ時も、もちろんイヤホンが必要です。私はBluetoothイヤホンを2個持参しました。

iPodのような左右が別々のなっているものでもいいかとは思いますが、私は左右のイヤホンが線で繋がっているタイプのものをおすすめします。

映像や音楽を楽しんでいる途中で突然看護師さんや先生が来て、慌てて耳からイヤホンを外しても首にかけた状態にできるので、外して置き場に困ることがありません。

またベッドでゴロゴロしながら使う時、耳から外れてもベッドの下に落としたり、無くしたり・・・ということが防ぐことができます。

ひみこ
ひみこ

ちなみに、充電して使うBluetoothイヤホンは、2個持参するのがおすすめです。音楽などを楽しんでいる途中で充電が切れても、もうひとつあれば、充電できるのを待つことなく続きを楽しむことができるかtらです♪

FireHDタブレットなどの電子書籍リーダー

入院生活が長くなると、テレビにも飽きてきて私は2ヶ月の入院生活のうち1ヶ月半ほど全く地上波のテレビを見ませんでした。

では、なにをして暇つぶしをしていたかと、結構な時間本を読んでいました。

最初は家族に本を持ってきてもらったり、売店で本を買ったりしていましたが、入院生活が長くなると棚の中に本が増え邪魔になってきます。

そこで、電子書籍を積極的に使い始めたのですが、使ってみるとこれが結構便利でした。

物理的に本が増えないのは、できるだけ荷物を増やしたくない入院生活にはありがたいポイントでした。

また、消灯後の深夜、眠れなくて本を読みたいけど、照明を明々とつけるのはちょっと気が引ける・・・という時、タブレット端末なら画面の明るさを落としてこっそり読書をすることもできました。

私は、iPadを持ってはいますがそれは子供が家で使いたいというので、入院に持ち込むようにひとつ新しいタブレットを購入することにしました。

Amazonの本を読むためだけのKindle Paperwhiteのような端末もありますが、私は読書だけでなくNetflixも見られるタブレットが欲しかったので、FireHDタブレット8にしました。


Fire HD 8 タブレット ブラック (8インチHDディスプレイ) 32GB

これ↑。

お値段は9980円。(2021年1月8日現在)手が出しやすい価格ですねぇ♪

Kindle本が読めて、NetflixやHuluのアプリを入れて映画やドラマも楽しめます。ただし、iOSやアンドロイドと同じアプリが全て対応しているわけではないので、iOSやアンドロイドを使い慣れている人には若干不便を感じる時があるかもしれません。

ひみこ
ひみこ

入院の間に合わせや2台目のタブレットとして購入するならおすすめです。

ちなみに、タブレットを持ち込むなら、タブレットスタンドもお忘れなく!

本を読むにも、ドラマや映画を楽しむにしても、スタンドがあると便利でした。

あと、電子書籍や映画を楽しむにはネット環境が必要です。

病院にWi-Fiがあるところもありますが、速度や安全性を考えて自分でWi-Fiを用意したい場合や、そもそも病院にWi-Fiがない場合は、ポケットWi-Fiの準備やスマホのインターネット共有を利用するなどインターネットができる環境を作る必要があります。

事前に確認、準備しておきましょう。

Fitbitなどのフィットネストラッカー

入院生活であると便利なのが腕時計だったりします。さらにういうと、時計に心拍や歩数、睡眠トラッカーなどの機能がついたフィットネストラッカーがあるとさらに便利です。諸々の記録はスマホで確認することができます。

私はもともとFitbitのCharge4を使っていたのですが↓。

発症間もない自律神経が乱れまくっていた時期、とにかく呼吸がしんどい時がありました。その時にFitbitの心拍の記録を確認したところ、心拍数がある時期から跳ね上がっていることが分かり、主治医にいつからこのくらいの心拍数が続いている。と具体的に説明をすることができ、薬を処方してもらうことができました。

また、睡眠トラッカーがついているので、寝る時もつけていると何時ころ寝て、どのくらいの眠りの深さだったか、というデータを取って「睡眠スコア」を数値で出してくれます。

入院中は、いろんな理由で眠れないことが多いので、自分がどのくらいの質と時間で睡眠を取れているかが客観時できるのがよかったです。

「眠れてないと思ってたけど、4時間は深く眠れてたんだな。」と思えれば、寝てないという不安から少しは解放されたし、逆に3、4日連続で1時間起きに細切れに起きてまともに眠れてないと分かれば、看護師さんに報告して眠剤を出してもらったりすることもできました。

ちなみに私は、入院が2ヶ月くらいになると医師に言われたとき、こちらの上位機種をヤケ買いしました。

これ↑。

Charge4よりスマートウォッチ感が増してるヤツです。ストレス管理ツールや皮膚温センサーなどの機能が追加されています。長い入院生活でストレスを感じることも多かったので、ストレス管理ツールが活用できたのも良かったです。

ひみこ
ひみこ

Senceは完全にヤケを起こした末の衝動買いでしたが、いい買い物でした。(笑)

自分の体のことは基本的に主観でしかありませんが、客観的に自分の体を知るツールがあると便利だし、面白いですよ。

以上が、入院の暇つぶしのオススメアイテムでした。あと、個人的にですが上記にプラスして

  • NintendoSwitchLight
  • 手帳
  • 文具

この3点が揃えば、暇つぶしは盤石ではないかと思います。(笑)

まとめ:入院生活は楽しんだもん勝ち!

はい、かなり長々といろんなものを紹介しましたが、これでもかなり数を減らしました。(笑)

体がしんどくて何もできないという状態なら寝るしかありませんが、状態が落ち着いて前向きな気分で入院生活を送るなら、自分が快適で楽しく過ごせるような環境作りをすることが大切です。病は気から、と言いますしね!

私は入院するたびにいろんな、便利・快適グッズが増えていって、同室の患者さんや看護師さんに「さすが入院慣れしてる!」と言われて、複雑な気分になったものです・・・。(笑)

でも、同じ時間を入院で過ごすなら、気分よく、有益に過ごしたいですよね。私が紹介したものが少しでも参考になれば嬉しいです。

アイテムによっては病院で禁止されていたり、制限されているものもあると思いますので、利用するときには病院ごとのルールを確認してから利用してくださいねー!

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