こんにちは、ひみこです。
私、書道の先生もしていますが、自分自身の書道の勉強もずっと続けています。
手本書きだけではなく、自分の練習をしなければ字の悪いクセが蘇るし、腕が鈍ります。(苦笑)
そんなわけで、今でも書道の師匠の元に通っています。また、それと平行して書道関連の書籍を元に自主練も続けています。
書道関連の書籍は、一時期の「美文字ブーム」もあり、特にペン習字などの実用書の分野はいろんな本やメソッドが市販されていますよね。
いろんな本が沢山出ているので、教室に通わず自分のペースでペン習字を勉強してみようかな、と思っている方はどの本を選べばいいか分からない・・・という人も多いのではないでしょうか。
せっかく取り組むなら、価格や得られる効果のバランスが取れたテキストで効率よく字を綺麗にしたいですよね。
そこで、今回のこの記事からシリーズ企画として「書道の先生が実際使って・書いて徹底調査!習字本・美文字本レビュー」を更新していくことにしました。
教える立場、学ぶ立場両方の側面から、美文字本を紹介していきます!
シリーズ第1回目は、フェリシモから発売されている「美文字レッスン」です。
>>>フェリシモ 美文字レッスンプログラムの詳細はこちら<<<
可愛い雑貨などの頒布会形式の通販で有名なフェリシモがどんな美文字本を販売しているのか気になって、見つけ次第速攻で申し込みをしました。(笑)
今回の記事は
フェリシモから発売されている「美文字レッスンプログラム(全6回)」レビューです。
フェリシモの「美文字レッスン」はどんなシリーズ?
フェリシモも「美文字レッスン」はどんな内容なのでしょうか。レビューする前に簡単にご紹介します。
大人の女性が嗜みとして楽しむペン習字レッスン
この美文字レッスンは大人の女性が取り組むことを想定して設定された講座です。
そのため、単純に字が上達すればいいという内容ではなく、手書き文字を書くシーンでのマナーや心遣いなど、大人の女性が知っておくべき嗜みも身につけることができます。
練習量より「美しく書く18のコツ」を身につけるレッスン
大人の女性をターゲットに作られた講座なので、仕事や家事・育児などの忙しいスキマ時間や短時間で効率よく上達を目指すため、「たくさん書いて体得する練習方法」ではなく、上達するポイントを「コツ」として紹介しています。
闇雲に練習するのではなく「コツ」を知って書くのと、知らずに書くのとでは上達の度合いが違うますよね。
レッスンは全6回。毎月無理なく練習できるボリュームのテキストが届きます
フェリシモの「美文字レッスンは、全6回で完結のペン習字プログラム。
毎月テキスト1冊と付録(回によって一筆箋などが付いてきます)が送られきます。テキストに直接書き込んでペン習字の練習をします。
1回で届くテキストは、書き込むスペースがないコラムのページも含め29ページほど。次の月のテキストは届くまでに、1ヶ月間で無理なく1冊終わらせることができる量です。
添削は無し!だから気軽にできる
通信講座は毎月提出する「添削」が毎月のプレッシャーで気が進まない、という人もいるかと思います。
しかし、フェリシモも美文字レッスンは添削がありません。届いたテキストを自分のペースで取り組んだらそれで完了です。
フェリシモの「美文字レッスン」の料金は?
18のコツを押さえて効率よく美文字を習得するフェリシモの「美文字レッスン」ですが、気になるのは料金ですよね。料金は
税込1234円/月(全6回 7404円)
です。
ちなみに全6回予約のレッスンになるので、途中でやめるということができないので予めその点は要注意です。
他の手段でペン習字を習う場合の相場は・・・
- 書道教室に1ヶ月2〜4回通えば、先生のクラスにもよりますが月謝は3000〜10000円が相場。
- 通信の某ペン習字講座は、10回の添削つきで半年間で31000円程度。
- 市販の美文字本は1冊1500〜3000円程度(期間は自由)
フェリシモの「美文字レッスン」は添削が無しで、このお値段・・・安いと見るか、高いと感じるかは実際に使って見ないとわかりません。
ってことで、私が実際に購入して6ヶ月分のテキストに取り組んでみました!
>>>フェリシモ 美文字レッスンプログラムの詳細はこちら<<<
フェリシモの「美文字レッスン」を実際にやってみた!
ここからは私が実際にフェリシモも「美文字レッスン」を6ヶ月間取り組んで感じたことをご紹介してきます!
テキストの薄さが書きやすくちょうどいい!
フェリシモの「美文字レッスン」が1ヶ月文のテキストが毎月届くので、1冊の厚みが写真の通り薄いです。
市販の書き込み式のペン習字テキストの中には、様々の内容を網羅して厚みがあるものも多いです。そういうテキストを使ったことがある人はわかると思いますが、厚みはあるテキストに書き込むのは、書きづらいんですよね。
その点、フェリシモの「美文字レッスン」は、厚みが薄く開くとパタンと開くので、書きやすいです。
「書きにくい」というのは練習が続かない原因になるので、厚みがないというのは一見デメリットのようで、実はメリットですね。
学べる文字は楷書のみ
6ヶ月で学ぶテキストで一貫して学べるのは「楷書のみ」。
書き始めの「うったて」が強めで、横線の反りなどがややオーバーに感じる「ちょっとクセのある」お手本という印象でした。
しかし、書き進めていくと少しオーバーと感じるそのポイントを押さえて書けば、整った印象を与える字になりやすいです。
少し崩した大人っぽい字を書きたい人や、書道経験者が勉強するには楷書だけではちょっと物足りないと感じる人もいるかもしれません。
でも、崩した字を書き慣れてきて、逆に楷書はうまく書けない・・・と感じる人もいると思うので、基礎的な楷書のポイントを勉強し直す意味ではいいテキストになると思います。
「なぞる・書き写す・自分で書く」が1ページでできる
書くページは、熟語や文章など様々なお手本が出ていますが、基本的には
手本の字をなぞる→中心線に合わせて手本を書き写す→中心線なしで自分で書く
という流れです。
テキストはA4版なので、ページが広く1ページでたっぷりかけるようになっています。
全6回を通じて様々な実用シーンのペン文字の練習はできます
大人の女性をターゲットに企画されたレッスンだけあって、ただ字を書くだけでなく仕事や人付き合いの中で実際に使える実用的な課題が多く収録されています。
実用的な課題の一例は・・・
- 礼状や季節の挨拶ハガキ
- 郵便の表書き
- 金封の表書き
- 宅配便の伝票
- 履歴書 ・・・など
手書きする機会は減りましたが、人への心遣いを示すシーンなど印象に残る場面では手書きの文化が残っているので、実用的な場面を想定した課題で練習できるというのは再現性のある良い課題だと思います。
世界の名言を書いていくのも面白いんですけどね・・・書いても実用性ないので効率よく実用できるものを勉強したい場合は、こういう実用的な課題が多いテキストを選ぶと良いですね。
>>>フェリシモ 美文字レッスンプログラムの詳細はこちら<<<
フェリシモの美文字レッスンはこんな人におすすめ
実際に使ってフェリシモの美文字レッスンはこんな人にオススメだなーと思います。
<フェリシモの美文字レッスンはこんな人にオススメ>
- 短時間で効率よく整った字をかけるようになりたい人
- まず楷書をきちんと練習したい人
- 1冊で色々網羅したペン習字テキストで挫折したことがある人
上記にような人におすすめです。 ペン習字の経験がある人には、基本的な内容が多くちょっと物足りないと感じるかもしれません。
でも、経験があっても基本的なことを勉強し直したいならわずかな時間で取り組めるのでトライしてみても良いですね。
フェリシモの美文字レッスンのまとめ
今回は私も実際に6回取り組んだフェリシモの美文字レッスンをレビューしました。
ポイントを押さえて実用的な楷書を勉強したい人にオススメのテキストでした。
あと1ヶ月ごとに届くので一度にたくさんの分量のテキストを見ると、先が見えなくて途中で挫折する経験がある人にも続けやすいと思います。
添削がないのでそこをメリットと感じるか、デメリットを感じるかは人それぞれですね。添削で自分の尻叩かないとテキストにちゃんと取り組めないかも・・・と思う人は。添削つきのレッスンを探すか、教室にいくことをやはりオススメします。
短時間で効率よく美文字のポイントを押さえたい人は取り組んでみてはいかがでしょうか。
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