(子供の英語教育)息子が1年半プリスクールに通って感じたこと・メリット・デメリットご紹介します!

プリスクール こども

幼児期からの英語教育、子供がいる方なら一度は考えてことがあるのではないでしょうか。

我が家も「できれば早めに英語に触れさせたい」という想いがあり、息子(現在3歳10ヶ月)を2歳半から約1年半、英語で保育してくれるプリスクールに通わせてみました。

1年半プリスクールに通わせて親が感じたことと息子の変化をこの記事ではご紹介します。

<この記事はこんな人にオススメ>
・我が子に幼児期から英語教育をすべきか迷っている人
・子供の通う先としてプリスクールを視野に入れている人

参考になさってください!

まずプリスクールに通う前の我が家の英語環境を簡単に説明

まず我が家の英語環境を話の前提としてご紹介しておきます。

  • 両親とも受験英語のみで会話力なし。
  • お父さんは仕事で海外とやりとりあり。英語力の必要性を感じている。(仕事は通訳がついている。)
  • 家庭では完全に日本語のみ。
  • 近い将来お父さんの海外赴任に家族もついて行く可能性があった。(1年半前当時。現在はその可能性なし。)
  • 動画配信サービスなどで子供向けの英語番組を時々見せている。

1年半前、息子がプリスクールに通う前の環境はこんな感じでした。

英語環境、全くなしです。

当時は、お父さんの海外赴任の話がかなり現実味を帯びていた頃だったので、英語教育の必要性をかなり感じていました。

さて、この1年半後、どうなったかというと・・・。

結論、春から日本語保育の幼稚園に転園します!

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約1年半、息子をプリスクールに通わせてみましたが、我が家では「息子には他の教育を。」という結論に至りました。

4月からは日本語保育の幼稚園に入園します。

ひみこ
ひみこ

通い始めた2歳半の頃は、毎朝の登園しぶりが酷く毎朝大変でした。

またプリスクールでの生活では、英語以前に集団行動についていけない時もあったようで、たびたに先生から報告を受けていました。

でも、今では友達もでき、登園しぶりもなくなりました。

参観日で様子を見ると、集団の中で一緒に歌い、踊るようなこともできるようになっていました。

ひみこ
ひみこ

せっかく馴染んだし、このまま通わせようかな・・・

とも思って、結構迷いました。それでも最終的に転園する決断に至った理由は

<転園を決めた理由>

  • まずは日本語をしっかり習得させる必要を感じたため
  • 息子が英語に拒絶感を抱いているため
  • お世話になっているプリスクールの環境

それぞれ説明しますね。

1.日本語をしっかり習得させる必要を感じたため

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もともと、発育も発達もそんなに遅くない息子ですが、日本語に関しては2歳半ころから語彙の増加が停滞した時期がありました。

当時、同じ2歳半くらいの子が2語文、3語文で何往復か会話が成立するころ、息子は自分の言いたいことだけ言って会話が成立しないな、と私が感じていました。

プリスクールの先生からもその点を指摘され、読み聞かせを増やしたり、言葉の教室に通うなどの対応をとりました。その結果、今では語彙も増え会話も普通に成立するようになっています。

それでもその期間、言葉の発達が早い子も語彙も増え、滑舌も良くなってます。差が埋まっているかというと、そういうわけでもないんですよね。息子現在3歳10ヶ月ですが、言葉の発達が早いお子さんに比べると言葉足らずな感じがします。

生きていくには、自分の気持ちや考えが伝えられるような思考の基盤となる言語を持つことが大切です。そんなわけでまず日本語がしっかり習得できる環境を整えることにしました。

最近、私の英語教育に対する考え方が変わって、何が何でも幼児期に英語を!という感じでもなくなったので、英語教育の機会を失うことにあまり焦りは感じていません。(笑)

2.息子が英語に拒絶感を抱き始めているため

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幼児の英語教育の肝は

「日本語と英語の区別がつかないうちに、両方の言語を触れさせることで抵抗なくどちらの言語も習得できる」

という点です。幼児の英語教育の情報を見るとだいたいこの手のことが書いてあります。

でもこれ「かなり個人差がある」と実感しています。

息子の場合、「えいご」「にほんご」という区別がついていて、テレビで英語を話している映像を見ると

ぱんだ
ぱんだ

これは、えいごだね。

と確認してきます。

またプリスクールでは、日本語で話すと英語で話すように促す対応をとっているそうで。普段から強制されて何かすることを嫌う息子は、強制される英語に対して反発心が芽生えているようです。

幼児向けの英語番組がテレビで流れ出すと「えいごはいいや。テレビやめる!」と言ってテレビを切りに行きます。(苦笑)

ひみこ
ひみこ

・・・英語拒否ですね。(苦笑)

ちなみに息子は、日本語の語彙がここ最近(3歳半すぎ頃)爆発的に増えてきています。プリスクールの生活では、堂々と日本語を喋りまくっているそうです。(笑)先生に英語を話すように促されても無視!日本語を喋る通しているそうです。(苦笑)

このエピソードを先生から聞いて、「あーもう英語教育はいいやー。日本語頑張ろうぜ、息子。」と吹っ切れました。

就学までのもう3年も通わせるのもかわいそうかな、というのが正直なところです。

幼児教育をすれば誰でも英語がすんなり入ってくるかというと、そういうわけでもありません。子供の発達や能力や性格によってかなり違います。

3.お世話になっているプリスクールの環境

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ここまでは我が家の息子の状況に関する理由でしたが、3つめの理由はプリスクールの環境です。

一般的な保育園、幼稚園というと、広い園舎に子供が駆け回るある程度の大きさの園庭があるイメージですよね。ところが、今お世話になっているところは「庭付きの大きめの一軒家」です。

走り回れるような園庭がないので、しっかり走り回りたい時は近くの公園まで歩いて行っているそうです。

保育部屋は30畳ほどの部屋一つだけです。そこで1歳半〜年長さんまでの全員がそれぞれの発達段階に合わせた活動をしています。

通っている生徒は1歳半から年長さんまで25人程度。その中で息子と同い年の子は3、4人です。

ひみこ
ひみこ

アットホームな保育環境なので、年齢が上の子が下の子の面倒を自然に見るようになるそうで。息子もよく面倒を見てくれる年長のお姉さんが大好きなようです。

しかし、親としては「自分と同じ年齢の子とたくさん接して、年齢に合った刺激を受けて欲しい」思っています。

就学までの3年、少ない同級生と、狭い園舎や園庭で過ごすのは、子供の成長とともに物足りない感が増しそうだな、と感じています。

実際、昨年度いたお子さんたちも、幼稚園に上がる年齢の子は昨年の4月にごっそりいなくなりました。居なくなった理由はわかりませんが、少なからず私と同じことを感じている親御さんもいたのではないでしょうか。

プリスクールに通ったメリット・デメリット

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そんなわけで転園を決めたわけですが、プリスクールに通わせてよかったと思えることももちろんありました。

ここからは、実際プリスクールに通わせてみてわかったメリット、デメリットをご紹介します。

プリスクールに通ったメリット

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  • 英語の発音は笑ってしまうほど良くなった
  • 生活の端々で英語は出るようになった
  • 英語を聞いて、それに対して反応ができるようになった

通い始めた当初はメキメキ英語力が上がる感じはしません。

プリスクールでもまずは新生活に慣れ、集団生活のルールを身につけることからスタートです。最初は英語の習得は二の次という感じです。

通って半年あたりから、動物の名前は英語で言ったり、歌う歌が英語になってきたりしました。

そのうち、家族で日本語のおしゃべりをしている中に、突然いい発音の英単語が混じって来るようになりました。

たとえば、昨年のクリスマスシーズンは「Christmas 」や「Christmas tree」が突如英語になる時期があり・・・。

ぱんだ
ぱんだ

おかあさん、見て見て〜!そこにChristmas treeがあるよ〜。ピカピカだねー!

みたいな感じです。突然いい発音で英単語が挟まってくるので、毎回笑えます。(笑)

勉強ではなくプリスクールの生活の中で自然と身につけてくるので、生活の端々で自然と英語が出て来つつあるのが今の息子の状態です。

ちなみに、息子より2つ年上の甥っ子は幼児の英語教育のDVDを見ているそうで。

甥っ子の場合、映像で見た定型文的な挨拶などはハキハキおしゃべりできるけど、基本的に「おうむ返し」が中心。相手の英語の指示を聞いてそれに対して反応する、ということはちょっと難しいようです。

視聴が中心となる習得方法は「聞いて反応する」とか「生活の中で言葉として使う」という部分がやや弱いようです。

ひみこ
ひみこ

そう考えると息子は英語拒否しつつも、生きた言葉として英語が身についてはいるようです。

プリスクールに通ったデメリット

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  • 英語嫌いになりかけてること

この点でしょうか。4歳手前にしてすでに英語拒否・・・プリスクールに通い始めた時には予想できない展開でした。(苦笑)

他でとくに「プリスクールだから」というデメリットはなかったと思います。あとは、通うプリスクールの規模や環境が親が望むものかどうか、というところでしょうか。

(まとめ)英語の早期教育は向き不向きがある

プリスクールに通って見た感想、メリット・デメリットをご紹介しました。これはあくまで我が家の息子のケースです。

英語の早期教育が合う子や、家庭の言語環境によっては、英語に触れる時間の長いプリスクールは子供の英語能力を伸ばすのに有効な場所です。

英語拒否しつつ通ってる息子でさえ、いい発音の英語が身についています。しかし、息子が就学まで通うのは本人の適性などを鑑みてちょっと無理かな、というのが我が家の結論です。

最近は、就園先の選択肢の一つとしてプリスクールを考えている親御さんも多いですよね。

2〜3年、それ以上長く通わせる可能性があるなら、事前にプレ保育などでしっかりお試し体験をすることをオススメします。プリスクールごとに特徴も違い、入ってみてわかること、感じることがたくさんあります。

・・・地方では選択の余地がない場合もありますが・・・(我が家がそうでした。)

我が家は2歳半から通わせたのが1年半がお試し期間となり、その間に他の幼稚園のプレ保育にも参加してどっちがいいか見極めることができました。

4月から幼稚園に通いだすと、息子が今身につけている英語力は消えてなくなってしまうだろうと思います。勿体無いような気もしますが、息子にとっては日本語の地盤を固めることの方が大切です。

また何かしら英語に触れる機会を作ろうとは思いますが、当分先かなと思います。

結局は本人が意欲的になってる時が一番の好機だろうから、親としてはそのきっかけ作りをするのが今後の役目かな、と思っています。

追記)2019年9月現在感じていること

この記事をアップしてから2年近く経過し、息子は現在幼稚園の年中さんに。娘は年少さんになりました。その後の息子の様子を追記しておきます。

言葉の萌芽期に触れる英語は一旦離れても子供の中に残る・・・かも?!

息子は日本語教育の普通の幼稚園に通い始め、英語教室などへは通わせていません。通信教材で英語の教材は取り寄せ、遊びの一環で触れさせている程度です。

一方、娘の方はプリスクールを経由せずダイレクトに日本語の幼稚園に3歳で入り、現在はお兄ちゃんと一緒に英語教材で遊んでいます。

ここ最近その英語教材で遊んでいる兄妹を見て気付いたのは、プリスクールに通った息子は

・英語が正しく聞き取れている
・聞いた英語を真似るの発音がうまい
・プリスクール時代によく触れていた動物の英単語はよく覚えている
・英語への拒否反応はなくなった
教材の音声を真似しておしゃべりする時は、聞き取ったままの音に近い音で話せているように英語耳が発達していない私からすると聞こえます。
また親ながら「へー!スゲー!」と思ったのは、英語の動物の名前をたくさん覚えていることでした。
教科書英語程度しか勉強してきてない私や旦那さんでは、すんなり出てこないような動物の英単語がすんなり出てきて、私たちに教えてくれたりすることもあります。
そして、プリスクールを離れようと決めた頃には英語嫌いになりかけていた息子ですが、今では拒否してる感じもなく、遊びや教材の中で楽しく英語に触れているようです。
毎日プリスクールで英語を強制されるよりは、楽しく遊び程度に触れるくらいの距離感が今の息子にとってはちょうどいいようです。
とはいえ、言葉のインプットとアウトプットを急速に行う「言葉の萌芽期」に日中の大半の時間を英語で過ごす生活を1年半ほどしてきた息子の中には、「英語の根」のようなものがわずかですが根付いたんだな、と感じています。
ひみこ
ひみこ
「おべんきょう」ではなく、感覚的な英語が息子の中にある、感じです。
一方、プリスクールを介さず日本語幼稚園に通い始めた娘は、女の子ということもあり日本語のおしゃべりは息子より早い段階から結構達者でした。(笑)
でも、ここ最近英語教材に取り組んでいる様子を見ると「いつも話している言葉とはなんか違う言葉への抵抗感」みたいなものを抱えているようです。
教材の音声の音が聞き取りにくそう、イマイチなんて言ってるか分からない
そういう感じです。性格的なものもあるかもしれませんが、やはり英語に触れる時期と量の違いはあるだろうな、と感じています。

2019年9月時点での結論:早い段階での英語教育は有効(個人差はある)

うちの場合は一旦プリスクールをやめてしまっているので、そのまま続けていたらどうなっているかはわかりません。

でも、言葉を覚え、話し始める時期から、日本語だけでなく英語にも触れさせておくことは勉強としての英語が始まったときの「英語のハードル」を下げてくれることは間違いなさそうです。

ただ、「気が向いたとき英語教材のDVDを見ているだけ」というよりは

  • コンスタントに英語に触れ続ける時期が必要
  • 英語で話かけられ、英語で話すことを促される環境があればなお良さそう

ということを我が家の子供たちを見て感じています。今ところの我が家の子供たちを見て考える私なりの幼児の英語教育は

  • 言葉の萌芽期(1才手前〜)から
  • 双方向の英語コミュニケーションができる環境で
  • 出来るだけたくさんの英語に触れさせる

この3点だと思います。さらにいえばやはり、我が家のように途中で中断しないのがいいでしょう。

でも、中断したとしても時期や英語に触れる方法・量によっては、「英語の根」みたいなものは子供の中に残ります。先々英語が勉強になったときの抵抗感が少なくて済むかもしれません。

我が家は今のところ娘の「英語の根」を育てることができなかったな・・・というのが、反省点。これから少しずつ英語に触れる機会を増やして、遅いかもしれないけど娘の「英語の根」も育てていきたいと思います。

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