2020年の10〜11月の入院で読書の面白さを再発見して、今も入院前とは比にならないペースで読書を地楽しんでいます。

入院中に重宝した電子書籍が快適すぎて、先日Kindle(読書専用の電子書籍リーダー)も購入して、ますます読書熱が上がっています。
そんな2021年1月に読んだ本で面白かったものをご紹介しておきます。(実際はもう何冊か読んでいますが・・・全部紹介するとかなり長い記事になってしまうので一部割愛しています。)
私の読んだ本、これから読みたい本などは、昨年の入院中から使い始めた「ブクログ」の本棚に格納しています。興味ある人(がいるかどうか知らんが・・・・)はブクログをご覧ください。
昨年11月末の退院から一気に慌ただしい年末モードに突入し、そのまま2020年が終わった感じでした。
年が明けて「ちょっと落ち着きたい」気分だったり、子どものお弁当作りを再開させたりして生活リズムに変化があり、今月は集中して読む本よりも、軽めで実用的な本に偏った内容でした。
2月は何冊かはストーリーのある本や、自分では選ばないようなジャンルの本をいろんな人の選書リストを見せてもらって読んでみたいな、と思っています。
では、2021年1月に読んで面白かった本のリストです。どなたかの本選びの参考になれば嬉しいです。
読書術の本
最初は読書術の本。
本を読むことが楽しくなって、効率よくいろんな本が読みたいなーと思うようになりそのヒントが欲しくで下記の2冊を読みました。
偶然ですが、読書のアプローチ方法は似ているところがあり、今現在の私の読書方法はこの2冊のいいとこどりをした感じの方法になっています。
こちらの本は読書感想文をブログに書きました。
上記のブログ記事を「更新しました」とTwitterに呟いたところ、著者ご本人からリプをいただきました!
実践していただき有り難うございます😃
— コラムニスト 尾藤克之@頭がいい人の読書術(すばる舎)発売 (@k_bito) January 16, 2021
読者と著者を繋げるTwitterの世界・・・すごいですね!
読書術2冊目はこちら。
こちらの本はタイトルの通り、「読書を仕事に生かすためにはどうすればいいか」という点にフォーカスした内容が多め。
読書を無駄にしないために読書ノートを書いている人は多いと思いますが、自己流の読書ノートの作りがしっくりこない人もいるのではないでしょうか。そんな人は本書の読書ノートの作り方を一度参考にしてみるのもいいかもしれません。
健康に関する本
続いては健康に関する本。
CIDPになってから、患ってしまった部分以外は「できるだけいい状態」でいたいと思うので、「健康」に関する本をよく読みます。
今月は質素な病院食から年末年始のご馳走生活で、体重がリバウンドしそうなので、そういう関連の選書になりました。(苦笑)
お腹は切実。(笑)
ドローイングでお腹を凹ませる方法を中心に紹介されていますが、ただ立った状態でドローイングするだけでなく、お腹のどの辺りを凹ませたいかによってドローイングする姿勢を変えたり、日常生活の動作の中にドローイングを取り入れる方法などが紹介されています。
CIDPで腹筋がかなり落ちてしまっている私には、本書で紹介しているレベルのドローイングが最初は難しく本のタイトルになっている「1日1分」では効果が出そうにないですが・・・。(苦笑)
本書を読んで、日々のちょっとした時に意識してドローイングをするようになりました。
心の不調を、
- 季節に応じた食事と
- 「体の炎症」につながる食生活を改善
- 季節や自然が影響を与える心身の不調の傾向を把握すること
で防止したり、改善していく方法を紹介した本です。
月ごとの心身の注意点と、1週ごとに区切ってその時期にどんな食材をとれば良いかを紹介しています。
著者は漢方相談をしている薬剤師さんですが、紹介している食材は特別な漢方食材ではなく、季節の食材や普段の買い物で入手しやすい食材中心。
やっぱり季節を感じながらその時期の旬の食材を食べるというのは、体にも心にもいいことなんだなーと再認識しました。
本書では「不要なものを摂取しすぎ、消化器官が過負担になり、未消化物や細菌、重金属が体内に吸収されること」と紹介されています。
CIDP患者の私としては「炎症」という言葉には非常に敏感なのですが。本書でいう「炎症」と私の体で起きている「炎症」の原因は違うのかもしれませんが、体内で起きている炎症を抑えるヒントは本書に多くありました。
週に1回その時期のページを見て、どんな食材を取り入れ、どんなことに気をつけて過ごせばいいかを確認しています。
知らない世界をみてみよう
自分の人生では多分出会うことのない人の世界を見てみたい・・・そういう好奇心から読んだ本です。
「ナルシストがいきすぎてるホストで経営者」という認識しかない状態で読み始めました。
読後、「ナルシスト」という印象は変わりませんでしたが、それもいい意味で計算されたもので、ご本人がかなり努力をしてきた土台の上に成り立つナルシシズムなので、読んでいて不快感がありませんでした。
努力家で、思慮深く、優しいけど、それをナルシストというキャラクターで隠す、というか、とっても生真面目な人柄をチラリと垣間見たように気がします。
数々のナルシスト名言にクスッと笑って、読後はなんか元気が出る本でした。
楽しく読ませてもらいました。
生き方を考える本
CIDPになったり、長い入院生活を経験すると、否が応でも自分の「これまでの生き方」と「これからの生き方」を考える機会が増え、こういうジャンルの本を読むことが増えました。
特に「親として生きる」ことと「わたし個人として生きる」ことの「両立」とか「線引き」についてヒントを得たいと思って読んだ本です。
12月に「SMARTゴール」の本で始めて知ったバーグ重子さんの本を何冊か購入して順番に読んでいっています。
女性、特に「母親」の生き方についてフォーカスした著作が多い著者ですが、この本は年齢や性別を問わず人生を幸福にいきていくため必要な「パッション」の見つけ方を紹介しています。(とは言っても、やはり著者の経験上「女性」や「母親」の生き方について触れる部分は多いです。)
自分自身の、そして子育て中の人がいかに人生をかけて取り組める「パッション」の種の見つけ方、育て方を知りたければまず本書を読むのがおすすめです。
こちらもバーク重子さんの本。
こちらはタイトル通り育児中の女性に向けた内容です。私自身は子育て真っ最中ですが、病気をしたことで
「子育てが終わってからでは遅い!今から「私にはこれがある」という自分の中核をなすものが必要」
と感じるようになっていたので、まさにドンピシャの本でした。
内容的には同じ著者の別のほんと被る部分も多いのですが、その辺りの主張がブレが全くありません。・・・ということは、そこがやはり著者の主張として一番大切なところなんだろうな、と感じました。
子育て後重要になってくる配偶者・パートナーとの関係のあり方についても言及されており、この部分に関しては、これから結婚をする人にも参考になるのではないかと思いました。
バーク重子さんの本が続きましたが、こちらは堀切トシエさんの本。
タイトルに惹かれますよねー。子育てとお母さんの「幸せ」が両立できれば最高ですよねぇ。
そんな方法があるのか・・・と思って読み始めましたが、方法的にはバーク重子さんの「お母さんがパッションを見つける」というのと重なる部分もありました。
昨年後半からいろんな育児書を読んでいますが、「○○させると子供が賢くなる」的な単純な方法論を紹介する本は近年出版された本には少ない感じがします。
「親も内面の充実を図る」「親が個人として自立する」「親も子育てをしながら一緒に成長する」という親も行動や意識を変化させて、子供の成長を隣であれこれ口を出さず「見守る」、というスタンスの育児が最近のトレンドのようです。
私もそういう育児に近づくためにまだまだ修行が必要です・・・(苦笑)
暮らしを整える本
次は家事や収納などの本です。このジャンルは、気軽に読めるので家事の合間のモチベーションアップに読んでいます。
物を減らしてスッキリ暮らしたくなる本でした。
こざっぱり片付いたお家の写真が多く、真似するのはハードル高いかな・・・と思いつつ読みましたが、結構ざっくり大雑把な部分もあり(料理とか)、家事のモチベーションをあげるにはちょうど良い本でした。
コロナの影響で家にいる時間が長くなったからこそ、家事をルーティン化させてあれこれ「考えず」家事を軽やかに回していこう、という内容の本でした。
ルーティン化するまでのところに結構綿密さが必要で、私のようなズボラ人間にはルーティンのシステムづくりの段階で飽きてしまいそうだな・・・と思ってしまいました。
多分、これができる人はルーティン化しなくてもきちんと家事がこなせる人だろうな・・・と。
・・・とはいえ、ルーティンが確立すれば日々の家事がもっと楽になりそうなので、取り入れられるものは覚悟を決めて生活に取り入れてみようと思っています。
これはタイトルに惹かれましたねぇ。
家事の本なのに「できれば家事をしたくない」とは・・・私もできればしたくない。(挙手)
タイトル通り家事が回りやすいモノを紹介もしていますが、そのモノを活用することで子どもやパートナーを家事に巻き込んでいく方法も紹介されていて、単純なモノ紹介の本で終わってない点が非常によかったです。
後半には家事を著者と分担している夫の本音を紹介したコラムもあります。パートナーとの家事のシェアに悩んでいる人の参考になりそうだな、と思いました。
この本は入院中に始めて読んでから、繰り返し読んでいる本。
禅宗の修行生活や、坐禅について紹介しながら、一日を清らかに始め、穏やかに終えるために、
「不安や心配な気持ちを鎮め、心を落ち着かせる」方法を紹介した本です。
入院生活中は病気のことや、周りの環境で心がざわざわすることが多かったですが、本で紹介されていることを実践すると、日常の所作に集中でき心が落ち着くのを実感できました。
退院後も、体調は必ずしも万全ではない中、家事などやるべきタスクが増え、頭の中が整理できないときもあります。そういう時は、この本をパラパラっと読んで心を鎮める方法を生活の中で実践しています。
わざわざ坐禅を組んだり、マインドフルネスの時間を取るのは難しいなと思っている人も、日常生活で心を落ち着かせる手段を知ることができるので、おすすめです。
よりよく生きる方法の参考に
2021年の1月の半ばから「タスクシュート」と言う時間管理術を使い始めました。この本はその「タスクシュート時間術」の考え方と実践の仕方を詳しく紹介している本です。
タスクシュートについて知ると最初は「手間がかかって無理!」と思うのですが、本を読み進めていくとタスクシュートを活用することでで得られるメリットが「無理!」と言う気持ちを凌駕します。
タスクシュートを知って、最初にツイッターや人様のブログなどを読んでみましたが、この本を読んで「とりあえずやってみよう!」と決心して、タスクシュートクラウドに登録しました。
仕事をしている人も、私のように自宅警備(笑)の人も、時間管理やタスク管理に課題を感じている人は一読してみる価値ありです。
(まとめ)怪我の功名・・・
かいつまんで2021年1月に面白かった本をご紹介しました。
きっかけは病気とか入院とかあまり「良くない」きっかけではありましたが、私の「人生の娯楽」に読書が返り咲いた昨今です。
子どもが生まれてからは読書から遠ざかっていましたが、読書の面白さを思い出すことができたのは「怪我の功名」だったのかなーと、思っています。(←変なポジティブさ。)
2月は、実用的な本ばかりでなく、エッセイや小説など読むカテゴリを広げていきたいなと思っています。
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