定期的に「少ないもので、すっきりと整った暮らしをしたい」という衝動にかられます。
そんな衝動にかられたら繰り返し読んでいる本があります。
今回は、みしぇるさんの著作「1日1つ、手放すだけ。すきなモノとスッキリ暮らす」をご紹介します。
この記事は・・・
・すっきりとした暮らしをしたい
・暮らしをスッキリさせたいけど、一度にたくさんに作業は無理
・・・こんな人のおすすめの本です。
著者と本をご紹介

著者:みしぇる
1978年山形県の禅寺に生まれ、24歳で国際結婚し、夫の転勤でハワイ、葉山、カリフォルニアなどで暮らす。3児の母。「もっと身軽に、シンプルに、そして楽しく」をモットーに暮らしぶりを紹介しているブログ(うらうらな日々)は人気ブログ。本書以外にも著作多数。

シンプルでセンスのいい暮らしの写真が満載で、読むだけでなく、眺めても楽しい本です。
モノの手放し方
「わが家では、毎晩寝る前に子供たちと部屋を片づけてリセットしますが、かかる時間はたったの3分。モノを毎日負担なく片づけられる涼に減らしたことで、暮らしのストレスが大きく軽減されました。」
— みしぇる著「1日1つ手放すだけ。」より
みしぇる著「1日1つ手放すだけ。」より
今ではスッキリとした暮らしを発信し、本を出版するほどの著者。元々は学生時代は、部屋に物があふれ、いつも散らかっていた、と言います。
ところが、海外から帰ってきて荷物が届くまでの1ヶ月、家がほどんど散らかることがなかった、という経験から、「(家が散らかる)問題は、自分自身の性格ではなく《多すぎるモノ》が原因だ」ということに気づいたそう。
そこから著者は「収納の工夫をしなくても片付けられる<適量>にする」作業がスタート。適量になってからもその適量を維持していく必要があります。
そのために理解しておくべき「モノを手放すメリット」や「手放す方法」が紹介されています。その手放す方法として紹介されているのが「1日1つ手放す」なのです。

1日1つ、と聞けば手放すハードルが下がる気がするにゃ・・・

といっても、やらなきゃ机上の空論なので、実際に「1日1つ手放す」を
実践できるように、具体的な方法や例が紹介されてます。
モノの愛で方
「自分のまわりが本当に必要なモノばかりになれば、それらの役割を存分に発揮させられる。少ないモノなら、大切に扱うことができる。」
— みしぇる著「1日1つ手放すだけ。」より
身の回りのモノが適量にすると、当然ですが自分が選んだ「好きなモノ」を置くことになります。
その「好きなモノ」を身の回りに置くだけでなく「愛でる」ことをみしぇるさんは勧めています。
好きなモノに囲まれた生活は、考えただけで幸福感がありますが「愛でる」効果はそれだけではありません。
普段愛でる機会の少ない暮らし中に当然ある道具のようなものでも、愛でるという視点を持つと「要・不要」の判断の材料や「勢いでモノを購入する抑止」にもなるそうです。

シンプル、ミニマムな暮らしにシフトすると「いかに減らすか」についフォーカスしてしまいますが、減らした先のモノとの対峙の仕方を紹介されているのも、この本の好きなところです。
シンプルに考える

「モノだけでなく、自分にとっていらないと感じる思考も手放しています。
— みしぇる著「1日1つ手放すだけ。」より
毎日を曇らせるネガティブな思い込みや捉え方は手放して、心も軽やかに生きて生きたい。」
モノを手放して物理的にスッキリした暮らしをおくるための本書ですが、心もスッキリ暮らすための「思考のあり方」も紹介されています。
著者のご実家は禅寺ということもあってか、本書の中でところどころ仏教的だな、と感じさせられる箇所がありました。

この「いらない思考を捨てる」というのも、仏教的な言い方をすれば「執着を捨てる」ということなのかな、と思いました。
先の頃を心配しすぎて、恐れや不安に心が支配されてネガティブになることがありますが、ネガティブになるだけではなんの解決になりません。
ネガティブな感情や思考に支配されず、自分自身が機嫌良くいられるようにするための考え方や行動の仕方が紹介されています。
まとめ
今回は「1日ひとつ、手放すだけ。 みしぇる・著」をご紹介しました。
物理的にも、精神的にもスッキリに暮らしたい人におすすめの本です。
読み終わると「とりあえず何かひとつ手放そう!」と思える本です。

この記事では大まかな内容を紹介しています。
気になった方は是非本書を手に取って読んでみてください!
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